かつてB君は才媛の誉れ高い奥さんから、
"なまじっかなことをやるくらいなら、モラトリアム人間でいなさい"
・・・とやりこめられたことがあります。
自分は当事者にならず、あくまでお客様的な存在、責任を持たず義務も果たさず、それでいて評論だけはおおいにやります。
・・・これなら積極的にポイントを稼ぐこともありませんが、失点や減点を食らうこともないのです。
さすが奥さんはB君の長所、短所をよく見抜いていると感心しましたが、その時奥さんは続いて、
「努力してダメなら仕方がないが、あなたを見ているとやるまえから諦めている」
・・・とつけくわえたそうです。
頭の良さが裏目にでた悲劇でしょう。
これと対照的なのがA君です。
若いときには少々煙たがられても、直言居士、一匹狼で通りました。
多少出る杭は打たれても、仕事のできる点を評価されました。
攻めだけで守りは必要ありませんでした。
仕事のほうも次から次へと難しい仕事、新しい仕事に変わらされました。