小川原湖民俗博物館の品は家具、灯火具、調理具、飲食具、衣服、履き物、装身具、育児用具、狩猟具、漁携具、交易具、畜産用具、通信旅行具、信仰対象具、雑と分類しているが、そのなかには山の神のぬさ、根精さま、河童祭文、中風よけ桑の木椀、タ顔の種入れなど、興味深いものが多い。
これらの用具類があるべきところ、置くべきところにあって、それらの用途が一目瞭然としてわかるようになっている。
小川原湖を中心とした近村に棲息する生物のうち、鳥類の標本四三種五一点が当館東外廊に展示されており、小川原湖ののどかな自然環境をおもわせる。
また、恐山のイタコの口よせ、釈迦誕生会、刃湯まつり、盆踊りなどの年中行事の実演や、ハタ織り・ムシロ織りの仕事の実演も行われている。
広大な公園内(「祭魚洞」とは渋沢敬三の雅号)には当博物館を中心に、津軽南部荘城、能楽堂、画廊、河童・馬車資料室、河童明神堂、河童沼、水車による精米所などが設けられ、楽しみながら文化と教育を吸収できる総合観光公園である。



